読書感想文

ネタバレを含みます。

コナン映画感想まとめ【時計じかけの摩天楼〜ベイカー街の亡霊】

①時計じかけの摩天楼

記念すべき第一作目。犯人もその動機も一番有名なんじゃないかな?

コナンが連続爆弾テロ事件に立ち向かうお話。スケボーでのカーチェイスや大迫力の爆発シーン、犯人からの暗号に悩まされる推理パート、蘭との切ない恋模様などなど、今のコナン映画に脈々と受け継がれる定番シーンが目白押しで、まさに“原点にして頂点”という感じの映画でした。実に楽しい1時間半でしたね。犯人を捕まえてもまだ事件が終わらないのが面白かったです。

②14番目の標的

今度のコナンが立ち向かうのは、トランプの数字に見立てた連続殺傷事件。犯人は毛利小五郎と何やら因縁がある人物なようで、事件を追うに連れて小五郎とその妻・妃英理の関係を深掘りしていく内容となっています。刑事時代のおっちゃんの話が見れるのでそこは面白かったですが、見立てのためだけに件の因縁とは特に関係無い人たちが傷つけられていくので、そこがちょっと胸糞悪かったです。

③世紀末の魔術師

コナンの永遠の好敵手・怪盗キッドがついに映画に登場。今ではおなじみの服部平次や灰原哀といったメンツも本作から出演し、だいぶにぎやかになりましたね。

ロマノフ王朝の秘宝「インペリアルイースターエッグ」を狙って大阪に現れる怪盗キッド。当然犯行を阻止しに奔走するコナンたち一行だったが、実はエッグを狙っていたのはキッドだけではなく、事件は思わぬ方向へ……そんな話。

変装の名人である怪盗キッドの潜伏に加えて犯人がもう一人いるという二重構造のお話のため、ミスリードだらけで推理パートがとてもおもしろかったです。

ラストの鳩だらけすぎるキッドが好き。

④瞳の中の暗殺者 

白鳥刑事の妹・沙羅の結婚祝いパーティのさなか、当時世間を賑わせていた警察官連続銃撃事件の犯人と鉢合わせしてしまう蘭と佐藤刑事。蘭を庇って佐藤刑事は重傷を負い、それを目の前で見た蘭はショックのあまり記憶を失ってしまって……というお話。

今回の話は新蘭がとにかくてぇてぇな感じでした。いや〜記憶喪失シチュは良いものですね。

蘭ちゃんが記憶喪失になる直前に犯人の顔を見てしまったために命を狙われる羽目になるのですが、それをコナンくんがあのちっちゃい身体で精一杯守ってるのが尊い……そんなコナンくんを見て新一がフラバする蘭ちゃん尊い尊い……。その裏でこっそり高木刑事×佐藤刑事も尊くなっており、こちらもまた良い。前作の「世紀末の魔術師」がサスペンス色強めだったのに対して、今作はだいぶラブロマンス寄りでしたね、良き。

⑤天国へのカウントダウン

開設間近の日本最高層ビル「ツインタワー」にて、市議が殺されるという事件が発生。直前にたまたまツインタワーに見学に来ており、市議とも会っていた少年探偵団一行や毛利家は参考人として事件に関与していくことになるが、捜査を進める内に更なる殺人が起きてしまって……というお話。

今回の映画には黒の組織も出演して、ようやくその謎に迫るのか…と思いきや、まあ容疑者のうちの一人ぐらいの扱い。組織絡みということで灰原さんのキャラクターが少し掘り下げられ、今作だけ見れば灰原さんがどういう人かなんとなく分かるって感じでした。正直彼女がどういう立ち位置なのか分かってなかったので助かりましたね。

ちなみにツインタワーは爆破されますが、元太くんは「すっげー」ではなく「たっけー」と言っていました。

⑥ベイカー街の亡霊

↑ベイカーストリートのぼうれい と読みます。今回から、今でもおなじみの漢字にカタカナの読みを当てるタイトルになりましたね。

なんとデスゲームものです。VRゲームの試遊会に来ていたコナンたちは、ゲームのプレイ中に突如として現れた正体不明の人工頭脳「ノアズ・アーク」によってVR空間に軟禁され、命をかけたゲームに参加させられてしまう…というお話。

現実世界でも殺人が起きますが、そちらは視聴者にあらかじめ犯人が公開される倒叙形式で展開されるという、なにもかもが今までの5作と違う挑戦的な内容になってますね。

新しいことに挑戦しようという気概を感じて、そこは高く評価したいと思いますが…倒叙ミステリーの方がいまいち盛り上がりに欠けていたところと、一番のクソガキだった諸星くんが更生せずに終わってしまったところが残念です。

『ゴーン・ガール』

サスペンスものを観たい気持ちでchatGPTに聞いたところオススメされた作品。ヤバ犯人がヤバ事件を起こす的なやつです。アマゾンプライムで400円でした。

あらすじ

舞台はアメリカの片田舎・ミズーリ州。主人公のニックと妻・エイミーはこの日、5回目の結婚記念日を迎えるはずだった。

自身の経営するバーから帰宅したニックは、妻が家にいないことに気づく。通報によって駆けつけた刑事たちは、即座に失踪事件として捜査を開始した。

調べていくうちに、ニックがどうも妻の失踪に動揺していない様子だったり、家の中から血痕やら証拠を隠滅した痕跡が見つかったりと事件はきな臭い感じに。エイミーは既にニックに殺されているのでは……?あとは死体さえ見つかれば…と、捜査を進める刑事たち。

果たして犯人は本当にニックなのか、そしてエイミーはどこに消えてしまったのか?

 

……そんなお話。

 

感想

実は地味に2時間半あって結構長いです。サスペンスとしての面白さは開始1時間あたりがピークで、その後はガラリと話の雰囲気が変わってサイコスリラー風になります。私は元々サスペンス映画が観たくて観始めたので、中盤から「実は犯人がヤバい人でした〜」となったとき(そんなんなんでもありじゃんよ…)とちょっとがっかりしかけたのですが、終わってみればその後半部分が個人的にめちゃくちゃ好みだったので、この記事を書くに至りました。

この映画、まともなのは警察くらいでほかのキャラはみんな変なんですが、エイミーさんが飛び抜けて狂っていて良い。この人のキャラ立ちがすごいので、後半はずっとエイミー劇場です。

その中でもデジーとの関係は個人的にたまらなく好きでしたね!あそこらへんのシーンもっと見たかった!デジーはエイミーの元カレで、エイミーには過去に結構してやられたことがあるのですが……いきなり呼び出されても過去のことを全く気にする素振りがなく、むしろ「僕のもとに戻ってきてくれた」と嬉しそうにします。かわいいね〜。

この二人がイチャイチャしてるところが好きすぎて私は一生見れる感じだったんですが、エイミーがヤバ女なのであっさりデジーを殺して終了。残念。でも殺害シーンも良かった。

そんなわけで、個人的には癖に刺さるシーンがちょこちょこあってかなり楽しめました。作品のテーマ自体は昼ドラっぽい感じなので、結婚生活にストレスを感じているアラフォーぐらいの人が伴侶に隠れてこっそり見るとめっちゃ面白いかもしれないです。

ハリポタ映画を全て見終えて

ハリー・ポッターシリーズを見始めたきっかけは、映画をちゃんと観てないからという理由でハリポタテーマパークを避け続けてきた人生を変えたいと思ったからでした。

原作読むのは大変だけど映画なら8本だし、全部見ればアトラクションとかグッズの元ネタぐらいわかるようになるだろう…という算段で、1月下旬から1日1本ぐらいのペースで見始めました。で、感想なんですけど。

私の先入観だと、魔法は望みが何でも叶う不思議な力で、それを教えてもらえるホグワーツは夢のような場所だというイメージだったんですが。

実際は魔法にはかなり制約が多く、本人の能力にめちゃくちゃ左右されるんで、何でも思い通りとはいかない…というのが、わりとハリポタの世界観としてあったなと思いました。

例えば、ハリーとダーズリー家の関係。私は最初、「この家族との関係も、いずれは何らかの形で決着がつくんだろう」と思ってたんですが、実際はなんとなく会うこともなくなってそのまま……というオチで、この気持ちよくオチない感じ、リアルすぎる……!ってなった。とまあそんな感じで、魔法なんか使えてもどうにもならないときはならないという諦観のようなものをこの作品からは感じました。

おまけにこれは地域差別なのですが、これがイギリスという島国と雪国が悪魔合体した国で生まれた物語なのも納得というか…私にとってホグワーツは、すごく排他的で閉鎖的で、息苦しい場所のように感じました。「純血主義」とかいう派閥があったり、人の一挙一動を見てクスクスしたり、すぐチクったりみたいな監視社会感は、大陸作品では描かれにくい空気感なんじゃないかなぁと……私が知っている日本の作品で例えると「あまちゃん」が近いように思いました。

逆に意外だったのは食べ物が美味しそうだったことですね。イギリスではベイキングがさかんなイメージがありますが、実際ホグワーツの宴のシーンで出てくるケーキやスコーンは見事だった印象です。あの宴は体験してみたいって人多そう。

まとめとしては、案外ホグワーツに憧れなかったというか…「私も魔法が使えたら」的な感想にはならなかったのが意外でした。

 

最後に、シリーズを通して一番好きだったシーンを。

ここ!『アズカバンの囚人』で、ヒッポグリフに乗って湖の上を翔けていくシーン。ここめちゃくちゃ爽快で良かったなぁ。アズカバンはここ以外も好きなシーンが多くてお気に入りです。

 

というわけで、ハリポタ映画無事完走しました。冬がメインの話が多いので、季節感もぴったりでよかったです。

次は何を観ようかなぁ。せっかくだしファンタビも観ようかな?

『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1&2』

マクゴナガル先生カッコよすぎ!

ヴォルデモートを倒すには、世界に6つあるという「分霊箱」を壊す必要があることを知ったハリー。うち2つは破壊済みで、残りの4つを探すためにロン、ハーマイオニーと共に最後の旅に出ることに。

だがこの旅は、今までとは比べものにならないほど危険で過酷な旅になるのだった……。

 

ハリポタシリーズ最終章です。

今までの6本の映画で2個しか見つけられていない分霊箱を一気に4つ見つける(うち3つはノーヒント)っていう…無理ゲーじゃね?ほんとに行けるんか?絶望的すぎるわ。

そんなわけで本当にめちゃくちゃ大変な旅をするんですけど、最終的には三人とも生きてホグワーツに帰ってきて、みんなと一緒に闇の軍勢と魔法大合戦します。ここらへんは映像もかっこよかったし、脇役勢も大活躍で非常に楽しかったです。ハリポタは脇役のキャラが立ってて良き。逆にハリーくんは最後まで好きになれなかったな…。

激戦の末見事ヴォルデモートを下し、魔法界には平和が訪れましたとさ。めでたしめでたし…で、物語は幕を閉じます。ここまで結構暗い話続きで心配してましたが、ラストはきれいめに終わってホッとしました。とはいえ犠牲のないハッピーエンドではなかったので、手放しに喜べる感じでもなかったかなぁ。複雑だ。

さて、『死の秘宝』単体の感想はここまでとして、次回の総括でこの感想記事シリーズも完結としたいと思います。それでは、また次の記事で!

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

ハリポタ映画第6弾です。

ウィーズリー家に帰省中のハリーのもとに、ダンブルドアが現れる。引退した元講師をホグワーツに呼び戻すためにハリーの力が必要とのこと。訪れた屋敷にいたのはホラス・スラグホーンという老人で、初めは難色を示したものの、最終的には2人の説得に応じてホグワーツへ復職することとなった。

ダンブルドア曰く、このスラグホーンという人物はかつてトム・リドルを受け持っていた講師であり、ヴォルデモートの弱点に関する秘密を隠しているという。彼に関する資料は改ざんされており、本人に自白させるしか手立てはない。かくして、ハリーはスラグホーンの身辺調査を任されることとなったのだった。

 

……というお話。

ついに帰省先がウィーズリー家になって、ダーズリー家とのやり取りが全カットに。さらにここのところ無かったクィディッチがようやく復活してうれしかった。

ハリーたちも6年生になり、話の雰囲気がかなり大人っぽくなってきました。

映像がすごく綺麗でしたね!美しく洗練された雰囲気でした。推しのルーナちゃんもたくさん出てきて、個人的にハリポタシリーズのなかでもかなり推せる作品でした。

ここまで泣かされてばかりだったハーマイオニーがようやく報われたのも良かったですね。ラベンダーがちょっと可哀想だなと思っちゃったけど。あとついでにロンの家が全焼します。不憫。

さて、ついにヴォルデモートの弱点も判明し、ハリー・ロン・ハーマイオニーの3人の気持ちも1つになって、いよいよクライマックス!というところで次回『死の秘宝』に続きます。初の2部作!ここまでの映画は結構頑張って2時間半に詰め込んでるなという印象だったので、2部作でじっくり見れるのはかなり嬉しいですね!

では、また次の記事で!

 

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』

シリウス、なんか画質良くなったね。

 

ダーズリー家に帰省中、突如として現れたディメンターに襲われるハリーとダドリー。咄嗟にハリーが守護霊を呼び出す呪文“エクスペクト・パトローナム”を唱えてその場を凌ぐものの、この行為が「マグルの前で魔法を使った」、すなわち違法行為として懲戒尋問にかけられることになってしまった。

ダンブルドアの口添えで無罪放免とはなったものの、本来正当防衛として認められる事例のはずがこのような大ごとになった理由は、ヴォルデモートの復活を認めたくない魔法省がこれを隠蔽しようとして、唯一の証言者であるハリーを陥れようとしているのでは…?とのこと。

魔法省はホグワーツに干渉するため、ドローレス・アンブリッジを闇の魔術に対する防衛術の講師として派遣。着任後、彼女はまともに授業をすることはなく、そればかりか魔法省の権力を盾にしてあっという間に学校を乗っ取ってしまった。

そうこうしているうちに、アズカバンから死喰い人たちが集団脱獄してしまう。闇の勢力が強まっていく一方で、魔法省は未だにヴォルデモートの復活を認めない。このような状況に業を煮やしたホグワーツ生徒たちは、ハリーを講師として自主的に闇の魔術への防衛術の特訓を開始した。頼れる仲間たちと共に、ハリーはついに復活したヴォルデモートに立ち向かう。

 

……そんな感じの話。

悲しみのクィディッチ完全カット。低評価不可避です。

そんで、あらすじもなんとか書きましたが今回は話が難しくて……。

ロン父がボコボコになって出てきた時、「エッいつこんなにやられたっけ?!」となり、エッ不死鳥の騎士団って映画冒頭で集まってた顔見知りおじさん達のことだったの?とか、ナーグルって何、この突然ハリーとキスしだした女の子は誰、宿り木って何、ダンブルドアの武器って突然何の話、なんでダンブルドア軍団の皆さんは見えないはずのセストラルに乗れるんだ、予言って何なんだ、、、、

しかも、このあらすじ書くために別の人のレビューブログ見たら、チョウ・チャン(キスしてた子)(そんな名前だったんだ)とはその後別れたことになってたらしいし。交際期間マジで一瞬じゃん…。あの素通りするシーンでそれ表現してたってこと?いやぁ……。

まあ、そんなことはいいのです。新キャラのルーナちゃんが可愛いから。

ドローレス先生も役回りこそ嫌な人だったけども、ファッションがめっちゃ好みだったんで、嫌いになりきれなかったな。

 

とはいえ、クィディッチがないんでグリフィンドール-10000点です。

次回『謎のプリンス』に期待ですね!

 

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

炎のゴブレットじゃ。

 

ウィーズリー一家やハーマイオニーとともに、クィディッチの世界大会決勝の観戦に行くハリー。大いに観戦を楽しんだものの、その日の夜、観戦客たちの宿泊するテント村に“死喰い人”たちが現れて会場は大混乱に。逃げ惑う人々に圧されて気を失ってしまったハリーは1人現場に残され、そこで1人の男の姿を見る。顔こそよく見えなかったものの、ここのところハリーが悩まされているとある悪夢に出てくる男にどこか似ているようだった。

そんなハリーの不安をよそに、ホグワーツでは「三大魔法学校対抗試合」が開催されることとなった。女子校のボーバトン、男子校のダームストラング、そしてホグワーツの3校からそれぞれ代表者が1人選ばれ、魔法の腕前を競うというもの。死者も出るという極めて危険なイベントだが、一応目的は各校同士の親睦を深めることらしい。

大会の規定により17歳以下は代表者に立候補できないはずだったが、魔法グッズ・炎のゴブレットの謎パワーでなぜか14歳のハリーが選出されてしまう。対抗試合の課題は超危険だし、ロンやハーマイオニーともなんかギスギスするしでやる気の出ないハリーだったが、大会ルールで辞退もできないので出場を余儀なくされる。

 

…というお話。

今回からついに帰省シーンがなくなり、クィディッチも観戦するに留まりました。

長期連載によくあるトーナメント編で、本筋とはちょっと離れた寄り道感の強いエピソードです。ロンやハーマイオニーと喧嘩するくだりがあったり、終わり方も後味悪かったりでなかなかのストレス回ですね。結末だけはちゃんと本筋に絡んでくる感じで、そこであの有名な音割れポッターの素材になったシーンがありました。

そんでダンスパーティね。洋画だと結構定番なイベントですけど、これを見るたび「この文化のある国に生まれなくて良かった」と心の底から思います。

 

さて、気に入ったところの話なんですが。ボーバトンの制服がめちゃくちゃ可愛かった!

ファッションの用語で水色をサックスと言うんですが、まさにそのサックスを全身に纏った、美しい上品な制服でした。好き!

 

物語の方ではいよいよヴォルデモートが復活してしまって、この後どうなるのか……と言ったところで、続きは次回のお楽しみです。『不死鳥の騎士団』感想記事でお会いしましょう!